「親になったら子供に無償の愛を注いであげたい」
長男を妊娠中ずっとそう思っていた。
なんなら母親になれば自然とそうなっていくのだろう、とさえ思っていた。
そして、長男が産まれて、
奇跡のようにかわいくて、
目を離せば、わたしがいなければしんでしまうこの小さな生き物に対して、
今まで感じたことのない気持ちが奥底から湧いてくるのを感じた。
それは次男が産まれた時も同じだった。
これが無償の愛なんだと思った。
しかしそれは息子たちが成長するとともに少しずつ変化していった。
自分の体調に関係なく、ママ、ママと呼ばれる
ほかの子と比べるとできないことがある
せっかく作ったご飯をたべてくれないと、なんで!?ってなる
わたしのこうあってほしいというようになってくれない
そんなの当たり前のことなのに、
どうしても思い通りにならない子育てに対してイライラしてしまう
子どもは可愛いけどどうしてもそれだけでは頑張れないことがある
そんな時、「子どもは親にたいして無償の愛がある」というのを見た。
わたしは心から本当にそうだなと思った。
わたしは、子どもにこうあってほしい
わたしがこうしたら、こんな反応が返ってきてほしい
と、見返りを求めてしまっている
その気持ちは息子たちが成長していくと同時にどんどん大きくなる
こんな風に成長してほしい
こんな息子であってほしい
生まれたときは、ただ毎日たくさんミルクを飲んでたくさん寝てくれるだけでよかったのに
見返りなんて求めもしなかったのに
でも、息子たちはどうだろうと考えてみる
毎日、毎日、わたしに変わらない笑顔で「ママ!」と呼んでくれる
わたしの頬を撫でながら「ママ、一番大好きだよ」と言ってくれる
「ママ、夢の中でも会おうね」と言ってくれる
(書きながらうるうるする。。。)
息子たちがわたしに向けてくれる愛情が、無償の愛なのかはわからないけれど
少なくともなんの見返りも求めず、ただわたしに愛情を注いでくれているように思う
(それが無償の愛か。。。)
もちろんわたしも、無償の愛をむけているつもりだけど
息子たちがわたしに向けてくれているものよりは濁っているかもしれないと思う。。。
いろいろいったけど
たくさんご飯を食べて、たくさん遊んで、たくさん寝て
あなたたちらしく大きくなっていってねと
母は思っています
いつもありがとう、息子たち。。。